ニュース

NEWS

2020シーズン 4月ホームゲーム3試合で 価格変動制チケット販売「ダイナミックプライシング」を実施します

㈱松本山雅では、2020シーズン4月に開催するホームゲーム3試合(註1)にて価格変動制チケット販売「ダイナミックプライシングサービス」を実施することになりましたのでお知らせいたします。

昨年12月7日(土)2019明治安田生命J1リーグ第34節 湘南ベルマーレ戦にてダイナミックプライシングサービスを試験的に実施し、販売状況と市場価格の推移をモニタリングしました。さらに、「転売目的の購入」、「チケットオークションへの高額出品」、「転売チケットによる入場トラブル」などクラブが抱えるチケットの課題を解決につながるかを検証するとともに導入時の運用懸案事項について確認しました。(試験導入の考察は下記をご参照ください)

今回の検証によって、需要に合わせた適正価格でチケット販売をすることによって課題解決と一定の導入効果が期待できると判断いたしました。しかしながら本格導入にあたっては、いくつかの試合パターンのチケット販売データの収集と分析が必要となるため、2020シーズン8月末までに開催するホームゲーム18試合の内、4月に開催する3試合(リーグ戦2試合とカップ戦1試合)においてダイナミングプライシングサービスを実施することといたしました。

ダイナミックプライシングとは

「ダイナミックプライシング」とは、試合日程、席種、市況、天候、個人の嗜好などに関するビッグデータ分析を基に試合ごとの需要予測を行い、需要に応じたチケット価格の変更を自動的に行なうことで、ファンの皆様のニーズに応じた”適正価格”で販売を行う仕組みです。
価格設定は、過去のチケット販売実績と販売期間中の販売実績を基にダイナミックプラス株式会社の独自の価格算出技術を活用し行われます。

対象試合

  1. 4/12(日)ザスパクサツ群馬戦
  2. 4/29(水祝)アビスパ福岡戦
  3. 4/8(水) 浦和レッズ戦(ルヴァンカップ)

※上記対象試合のみ価格変動制の導入によりチケット購入場所が通常と異なりますのでご注意ください。
※註1:松本山雅FCのルヴァンカップ出場につきましては、1月28日(火)に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフの結果を受けて、正式決定いたします。【1/28追記:ルヴァンカップへの出場が決定いたしました】

対象席種

全席種、有料駐車場A・B

■価格変動制を適用しない席種

  • 障がい者手帳をお持ちの方向け当日券
  • 小・中・高生料金(全席種)

チケット価格・席種はこちら

チケット購入場所

価格変動制の導入により対象試合のみチケット購入場所が下記のとおりとなります。

(1) WEB

(2) 店頭販売

  • チケットぴあ

(3) コンビニエンスストア

  • セブン-イレブン(チケットぴあ)
    ※セブンチケットでのお取扱いはございません。

(4) 電話予約

  • チケットぴあ

下記の販売チャネルでは販売いたしません。

  • ローソン・ミニストップ/ローソンチケット
  • ファミリーマート
  • イープラス
  • LINEチケット
  • 喫茶山雅

※松本山雅FCでは、試合運営管理規程により営利を目的とした観戦チケットの転売行為を禁止しております。観戦チケットは、ヤマガチケット等の弊クラブが指定する正規のルートでご購入いただきますようお願いいたします。

ダイナミックプライシングサービス試験導入の考察

■目的

  • 需要に応じた適正価格での販売によるチケットの高額転売抑止
  • 転売チケットでの入場トラブル防止
  • 試験的導入の位置づけとし、2020シーズン導入可否判断のための効果検証

■クラブとしての取り組み

観戦チケットを適正な価格で販売するために、価格変動の上限/下限に関してポリシーを設定し、その範囲内で価格が変動するようにサービスを設計いたしました。

  • シーズンパスの1試合当たりの価格を下回らないように下限を設計
  • 必要以上に高額にならないように上限を設計
  • アウェイチケットにおいては、価格変動を緩やかに設計
    (アウェイチームへは情報伝達が遅れることを考慮したのと、変動による影響を受けづらくすることで来場計画を立てやすくするため)

■検証結果

  • 価格変動の影響を受けない「クラブガンズ先行販売」での購入枚数が通常より多くなりました。
  • チケット販売初日は需要がある(最終戦ということもあり)カードのため、一般販売初日から販売価格が定価より高く推移し、指定席は数日で完売いたしました。
  • 自由席は徐々に価格が上がっていったが、即完売とはならず、試合前日に完売となりました。
  • 試合日に近づくと需要に合わせて自由席価格が下がっていきました。(J2降格決定時の影響等)
  • 高額販売についてはモニタリングを実施し、定価販売時より転売サイトで売られているチケットは少ない傾向がみられました。
  • J2降格後には転売サイトにて多くのチケットが売られたが、定価では無いため購入者が少ない傾向がみられました。
  • 試合当日の転売チケットによる入場トラブルは0件でした。

 

上記結果をふまえて、2020シーズンの導入可否について検討を進めて参りました。

また、需要に合わせた適正価格でチケットを販売することで、以下の効果が期待できることを確認いたしました。

  • 転売等のトラブル抑止
  • 価格が変動することでの新規来場者獲得
  • クラブの経済力強化

上記の観点からより2020シーズンも、価格変動制チケット販売「ダイナミックプライシングサービス」の販売を、引き続き一部試合において試験的に実施いたします。

今シーズンの試験導入時も下記のポリシーで運用いたします。

  • クラブ独自での価格変動の上限/下限のポリシーを設定し、適正な価格にて観戦チケットをご提供できるように努めます。
  • シーズンパスをお持ちのみなさまの一番お得に観戦できるように下限を設定いたします。
  • クラブガンズ先行販売期間中は、価格変動制は適用外として運用いたします。
  • 小/中/高生の料金においては、価格変動制は適用外として運用いたします。